「それで、どうやって国王を躱したんだ? 当時はまだ国王でなくても、王族には変わらないのだから、断ることは難しかっただろう?」
ボクは素朴な疑問を投げかけた。
カーマイン公爵家は王家に匹敵する力を有している家門だから、途中で横やりを入れられれば対抗できる。
けれど公爵夫人の実家はブルーノが言った通り、侯爵家だ。王家とカーマイン公爵家を天秤にかければ、どちらかを選ぶことなど、一目瞭然のような気がしたのだ。
「ふふふっ。政略結婚といっても、何度か会っている内に、心を通わせることはできるものよ」
「つまり国王は遅かったということか」
「その通り。でも国王も、なかなか諦めてくれなくてねぇ~。困ってしまったのよ。私の実家は、国王の申し出を断れるだけの力もなかったし」
まるで誰かさんを彷彿させるようだと思い、隣に視線を送った。まさに今、ボクも困っているからだ。
ボクは素朴な疑問を投げかけた。
カーマイン公爵家は王家に匹敵する力を有している家門だから、途中で横やりを入れられれば対抗できる。
けれど公爵夫人の実家はブルーノが言った通り、侯爵家だ。王家とカーマイン公爵家を天秤にかければ、どちらかを選ぶことなど、一目瞭然のような気がしたのだ。
「ふふふっ。政略結婚といっても、何度か会っている内に、心を通わせることはできるものよ」
「つまり国王は遅かったということか」
「その通り。でも国王も、なかなか諦めてくれなくてねぇ~。困ってしまったのよ。私の実家は、国王の申し出を断れるだけの力もなかったし」
まるで誰かさんを彷彿させるようだと思い、隣に視線を送った。まさに今、ボクも困っているからだ。



