けれど公爵夫人の反応は違う。ブルーノを認識しているものの、脳が拒絶しているかのような、そんなふわふわした感じなのだ。
ボクはブルーノに向かって、精神魔法の一つである、念話を使った。
『見ての通り、公爵夫人は精神を少し病んでいる。原因は……まぁボクなんだけど、あまり刺激しないように、いいね』
応接間の時のようなことはするな、と忠告したのだ。ブルーノからボクへは念話を送れないため、頷き一つで答えてくれた。
「さぁ、座って~」
公爵夫人に促されて、ボクとブルーノは共に着席する。相変わらず公爵夫人の部屋は、メルヘンチックだった。子ども部屋ならまだしも、ここは一児の母であり、人妻の部屋である。
その幼すぎる部屋が、今の公爵夫人の心、そのものに思えてならなかった。ブルーノは王子だから、身だしなみもバッチリ。王子と知らない者が見れば、いいとこのボンボンか、貴族の令息だと思うだろう。
片やボクは、黒いフードを纏った、如何にも魔女だと分かる恰好だった。ブルーノは気にしていないが、ボクは居心地が悪くて仕方がない。早速、本題を切り出すことにした。
ボクはブルーノに向かって、精神魔法の一つである、念話を使った。
『見ての通り、公爵夫人は精神を少し病んでいる。原因は……まぁボクなんだけど、あまり刺激しないように、いいね』
応接間の時のようなことはするな、と忠告したのだ。ブルーノからボクへは念話を送れないため、頷き一つで答えてくれた。
「さぁ、座って~」
公爵夫人に促されて、ボクとブルーノは共に着席する。相変わらず公爵夫人の部屋は、メルヘンチックだった。子ども部屋ならまだしも、ここは一児の母であり、人妻の部屋である。
その幼すぎる部屋が、今の公爵夫人の心、そのものに思えてならなかった。ブルーノは王子だから、身だしなみもバッチリ。王子と知らない者が見れば、いいとこのボンボンか、貴族の令息だと思うだろう。
片やボクは、黒いフードを纏った、如何にも魔女だと分かる恰好だった。ブルーノは気にしていないが、ボクは居心地が悪くて仕方がない。早速、本題を切り出すことにした。



