「実は今日、連れがいるんだ。それでもいいかい?」
「連れ?」
どこに? と首を回す公爵夫人に、ボクは少し横にずれて、ブルーノが見えるようにした。
「あら……ユニティちゃん、これはどういうことなのかしら?」
「王命で、ブルーノ王子様の子守をすることになったんだよ」
後ろで「おい、子守とはどういうことだ」という声が聞こえたような気がしたが、今は構っていられない。普通の人から見れば、公爵夫人は穏やかな人物そのもの。けれど以前の彼女を知っている者からすれば、時限爆弾のように見えてしまうのだ。
「まぁ、国王はユニティちゃんにまで迷惑をかけるのね」
「にまで、とはどういうことだ?」
「……話が長くなりそうだから、とりあえず中に入って。ブルーノ王子も……久しぶりね」
どうやら、ちゃんと認識していたようだ。冷静とは言い難いけれど、一先ず大丈夫そうだと胸を撫でおろした。
さすがのブルーノも、その異変には気づいたようだった。いくらカーマイン公爵家に害をなした、とはいえ、謀っていたのはこちらも同じ。先ほどの公爵の態度もそうだったが、自分を蔑ろにされる自覚はあったのだろう。
「連れ?」
どこに? と首を回す公爵夫人に、ボクは少し横にずれて、ブルーノが見えるようにした。
「あら……ユニティちゃん、これはどういうことなのかしら?」
「王命で、ブルーノ王子様の子守をすることになったんだよ」
後ろで「おい、子守とはどういうことだ」という声が聞こえたような気がしたが、今は構っていられない。普通の人から見れば、公爵夫人は穏やかな人物そのもの。けれど以前の彼女を知っている者からすれば、時限爆弾のように見えてしまうのだ。
「まぁ、国王はユニティちゃんにまで迷惑をかけるのね」
「にまで、とはどういうことだ?」
「……話が長くなりそうだから、とりあえず中に入って。ブルーノ王子も……久しぶりね」
どうやら、ちゃんと認識していたようだ。冷静とは言い難いけれど、一先ず大丈夫そうだと胸を撫でおろした。
さすがのブルーノも、その異変には気づいたようだった。いくらカーマイン公爵家に害をなした、とはいえ、謀っていたのはこちらも同じ。先ほどの公爵の態度もそうだったが、自分を蔑ろにされる自覚はあったのだろう。



