「会っていくかい?」
「夫人に? それともエリアル?」
「どちらでも。ユニティ殿が決めて構わないよ」
「っ! それじゃお言葉に甘えて、夫人から……文句を聞く覚悟もあるからって伝えてもらえる?」
先ほど驚かせてしまったことも含めて言ったつもりだったのだが、カーマイン公爵にとっては意外だったらしい。大笑いされてしまった。でもそれだけのことを、ボクはしてしまったのだから仕方がない。
カーマイン公爵が執事に指示を出してからしばらくすると、公爵夫人が応接間に入って来た。二人は視線を交わしただけだったが、まるで示し合わせたかのように、公爵夫人はボクの目の前に座り、カーマイン公爵は応接間を出て行った。
思わず緊張感が走る。こんなボクでも、怒られるかもしれない場面には弱いのだ。
「久しぶりですね、ユニティ殿。先ほどは見苦しい姿を晒してしまい、申し訳ありませんでした」
「いや、ボクの方こそ悪かったよ。その……エリアルは大丈夫だった?」
ここはミルドレッド、と言い直した方がいいのか迷ったが、カーマイン公爵を唆したのがボクである以上、そのまま尋ねることにした。というのは言い訳で、公爵夫人の反応も見てみたかったからだ。
「夫人に? それともエリアル?」
「どちらでも。ユニティ殿が決めて構わないよ」
「っ! それじゃお言葉に甘えて、夫人から……文句を聞く覚悟もあるからって伝えてもらえる?」
先ほど驚かせてしまったことも含めて言ったつもりだったのだが、カーマイン公爵にとっては意外だったらしい。大笑いされてしまった。でもそれだけのことを、ボクはしてしまったのだから仕方がない。
カーマイン公爵が執事に指示を出してからしばらくすると、公爵夫人が応接間に入って来た。二人は視線を交わしただけだったが、まるで示し合わせたかのように、公爵夫人はボクの目の前に座り、カーマイン公爵は応接間を出て行った。
思わず緊張感が走る。こんなボクでも、怒られるかもしれない場面には弱いのだ。
「久しぶりですね、ユニティ殿。先ほどは見苦しい姿を晒してしまい、申し訳ありませんでした」
「いや、ボクの方こそ悪かったよ。その……エリアルは大丈夫だった?」
ここはミルドレッド、と言い直した方がいいのか迷ったが、カーマイン公爵を唆したのがボクである以上、そのまま尋ねることにした。というのは言い訳で、公爵夫人の反応も見てみたかったからだ。



