うん。エリアルはアルク男爵家の養女だからだ。それも、乙女ゲームが始まる一年前にエリアルは貴族になる。だからカーマイン公爵が探していた時は、まだ平民なのだ。
「だが、アルク男爵を問い詰めたら、白状したよ。メイドに産ませた子がいる、と。その娘の名前がエリアルだとね」
わ~。もうこれは執念だね。ボクが言えた立場じゃないけど。
「しかも引き取るつもりはない、とまでいうので、遠慮なく引き取らせてもらった」
「大丈夫なの? そんな外道……じゃなかった、野郎の娘を引き取るなんてさ。あとで色々と請求されたりするんじゃないの? この件については、ボクも一枚噛んでいるから、お灸を添えるくらいならするけど」
「ありがとう。だが、見くびってもらっては困る。公爵家が、男爵家如きの家に屈するとでも? それなりの額の金と誓約書を書かせたから、よほどの馬鹿ではない限り、問題はないだろうさ」
世の中には、よほどの馬鹿がいるとは思うけど、そこはボクが注視していれば大丈夫か。だけど今、注視するべき人物は、他にいる。カーマイン公爵家に引き取られたエリアルと、もう一人。
「それで、本物のミルドレッドはどうしたの?」
「だが、アルク男爵を問い詰めたら、白状したよ。メイドに産ませた子がいる、と。その娘の名前がエリアルだとね」
わ~。もうこれは執念だね。ボクが言えた立場じゃないけど。
「しかも引き取るつもりはない、とまでいうので、遠慮なく引き取らせてもらった」
「大丈夫なの? そんな外道……じゃなかった、野郎の娘を引き取るなんてさ。あとで色々と請求されたりするんじゃないの? この件については、ボクも一枚噛んでいるから、お灸を添えるくらいならするけど」
「ありがとう。だが、見くびってもらっては困る。公爵家が、男爵家如きの家に屈するとでも? それなりの額の金と誓約書を書かせたから、よほどの馬鹿ではない限り、問題はないだろうさ」
世の中には、よほどの馬鹿がいるとは思うけど、そこはボクが注視していれば大丈夫か。だけど今、注視するべき人物は、他にいる。カーマイン公爵家に引き取られたエリアルと、もう一人。
「それで、本物のミルドレッドはどうしたの?」



