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カーマイン公爵を唆してから五年後。
ボクの蒔いた種はどうなったのか、気になって公爵邸の様子を探った。するとそこには、銀髪の少女の姿はなく、代わりにピンク色の髪をした少女が夫人の腕の中にいた。
ボクは驚きのあまり、またがっていた箒から降り、あろうことかバルコニーに着地した。当然の如く、窓越しにいた夫人はボクを不審者だと思い込み、悲鳴を上げる。連鎖するように、泣き出す子どもの声。
帰って来たカーマイン公爵に怒られたのは、言うまでもない。
「来るなら来るで、前触れくらいは出してくれれば、このような事態にならなかったというものを」
「ほんの少し、どうなったのか、様子を見に来ただけなんだ。そしたら……」
「エリアル・アルク男爵令嬢がいるとは思わなかった、と? さすがのユニティ殿も、これは想定外だったか」
「まぁね。というより、よく探し出せたね」
「その口ぶりからすると、やはりご存知だったか。始め、アルク男爵を探し、見つけたものの、エリアルという娘はいなかった」
カーマイン公爵を唆してから五年後。
ボクの蒔いた種はどうなったのか、気になって公爵邸の様子を探った。するとそこには、銀髪の少女の姿はなく、代わりにピンク色の髪をした少女が夫人の腕の中にいた。
ボクは驚きのあまり、またがっていた箒から降り、あろうことかバルコニーに着地した。当然の如く、窓越しにいた夫人はボクを不審者だと思い込み、悲鳴を上げる。連鎖するように、泣き出す子どもの声。
帰って来たカーマイン公爵に怒られたのは、言うまでもない。
「来るなら来るで、前触れくらいは出してくれれば、このような事態にならなかったというものを」
「ほんの少し、どうなったのか、様子を見に来ただけなんだ。そしたら……」
「エリアル・アルク男爵令嬢がいるとは思わなかった、と? さすがのユニティ殿も、これは想定外だったか」
「まぁね。というより、よく探し出せたね」
「その口ぶりからすると、やはりご存知だったか。始め、アルク男爵を探し、見つけたものの、エリアルという娘はいなかった」



