話は十八年前に戻るけれど、ミルドレッドに祝福を与えた翌日、ボクは改めてカーマイン公爵家を訪ねに行った。
目的は勿論、ミルドレッドの未来について話があるからだ。
「こちらの依頼なしに、魔女が訪ねてくることは……何か昨日の祝福に、不都合な点でもあったのか?」
カーマイン公爵は、ボクの姿を見るなり、顔を顰めた。応接間へ続く廊下でも、執事らしき人物から、同じ質問をされるほど、ボクの訪問が不思議なのは分かる。
人間と魔女とはこういうものだ。用がなければ、危険分子と同じ。特に今回は、警戒されることくらい、想定内だった。
「祝福に不都合な点はないよ。あるのはミルドレッドの未来だ」
「それは……予言か?」
「う~ん。多分、ね。その類いのものだと思ってもらっても構わないよ」
「そうか。しかもユニティ殿の反応を見る限り、どうやらそれは、よくない予言のように見受けられる」
「さすがはカーマイン公爵。話が速くて助かるよ」
目的は勿論、ミルドレッドの未来について話があるからだ。
「こちらの依頼なしに、魔女が訪ねてくることは……何か昨日の祝福に、不都合な点でもあったのか?」
カーマイン公爵は、ボクの姿を見るなり、顔を顰めた。応接間へ続く廊下でも、執事らしき人物から、同じ質問をされるほど、ボクの訪問が不思議なのは分かる。
人間と魔女とはこういうものだ。用がなければ、危険分子と同じ。特に今回は、警戒されることくらい、想定内だった。
「祝福に不都合な点はないよ。あるのはミルドレッドの未来だ」
「それは……予言か?」
「う~ん。多分、ね。その類いのものだと思ってもらっても構わないよ」
「そうか。しかもユニティ殿の反応を見る限り、どうやらそれは、よくない予言のように見受けられる」
「さすがはカーマイン公爵。話が速くて助かるよ」



