唯一、大聖堂側が心配しているのは、莫大な修理費だろう。それはカーマイン公爵家が負担する、と約束を交わしていただけに、国王は何も心配していなかった。
「では何が問題なんだ?」
「祭壇が、ただのお飾りではなかった、ということだ」
「簡単に説明すると、代々の贄たちにより、この国が保たれていた、というわけなんだよ」
国王の言葉をブルーノが補足してくれた。それも重要なことを。
「つまり……この国は再び、贄を必要とする国になってしまったってことなの?」
「落ち着け、ユニティ。贄が必要だったのは、我が国の文明や技術が足りなかったからだ。神や見えないものに頼らざるを得なかった。だが、今は違う」
「そうだ。ブルーノの言う通り、我が国はもう、贄を必要とはしない」
「でも問題が起きたんだろう? それでボクを呼んだんじゃないのか!?」
思わずボクは立ち上がった。また余計なことをしてしまったのではないか、という焦燥感がそうさせたのだろう。ミルドレッドの時の光景が脳裏を過る。
「確かに問題は起きた。だが、贄を必要とするほどではない」
「じゃ、なんだっていうんだ」
すると、ブルーノが立ち上がり、ボクの肩に手を乗せた。
「では何が問題なんだ?」
「祭壇が、ただのお飾りではなかった、ということだ」
「簡単に説明すると、代々の贄たちにより、この国が保たれていた、というわけなんだよ」
国王の言葉をブルーノが補足してくれた。それも重要なことを。
「つまり……この国は再び、贄を必要とする国になってしまったってことなの?」
「落ち着け、ユニティ。贄が必要だったのは、我が国の文明や技術が足りなかったからだ。神や見えないものに頼らざるを得なかった。だが、今は違う」
「そうだ。ブルーノの言う通り、我が国はもう、贄を必要とはしない」
「でも問題が起きたんだろう? それでボクを呼んだんじゃないのか!?」
思わずボクは立ち上がった。また余計なことをしてしまったのではないか、という焦燥感がそうさせたのだろう。ミルドレッドの時の光景が脳裏を過る。
「確かに問題は起きた。だが、贄を必要とするほどではない」
「じゃ、なんだっていうんだ」
すると、ブルーノが立ち上がり、ボクの肩に手を乗せた。



