「……う~ん。まず、ギルバートが来られない理由を聞こうか。お二人さん」
「婚約前の娘の部屋に、入れさせるわけにはいかん」
「エリアルちゃんの手の傷が治らない内はダメ」
なるほど。公爵は父親として、娘の彼氏あるあるか。夫人は前もって説明していても、エリアルを傷つけられたことは許せないらしい。
「こんな状態で、ずっと会わせてくれないの。王城にいた時は、ユニティがどうにかしてくれたでしょう。だから……」
「ボク、というより、王城ではブルーノが権限を持っていたからね。ギルバートの要望を聞いてあげていたんだよ。でもここは、カーマイン公爵邸だから……」
公爵がダメだと言えば、ダメなのだ。
「でも、自分たちの意見を押しつけていたら、またエリアルは出ていってしまうかもしれないよ。今はまだ、完治していないからいいものの。そうなったら、どうするの?」
「うっ」
「少しくらい、要望を聞かせてあげた方がいいんじゃないかな。これからも元気なエリアルを見たいのであれば、ね」
「……ユニティちゃんは、エリアルちゃんの味方なのね」
「どちらかというと、今後の公爵家の未来のために言っているんだけど……」
恨み節を言われてしまうとは……まぁ、いいけどね。そんな深刻な問題でもないし。時間が解決してくれるだろう。
あとは、ギルバートとエリアルの頑張り次第かな。ボクが口を出すことだとは思えなかった。
「婚約前の娘の部屋に、入れさせるわけにはいかん」
「エリアルちゃんの手の傷が治らない内はダメ」
なるほど。公爵は父親として、娘の彼氏あるあるか。夫人は前もって説明していても、エリアルを傷つけられたことは許せないらしい。
「こんな状態で、ずっと会わせてくれないの。王城にいた時は、ユニティがどうにかしてくれたでしょう。だから……」
「ボク、というより、王城ではブルーノが権限を持っていたからね。ギルバートの要望を聞いてあげていたんだよ。でもここは、カーマイン公爵邸だから……」
公爵がダメだと言えば、ダメなのだ。
「でも、自分たちの意見を押しつけていたら、またエリアルは出ていってしまうかもしれないよ。今はまだ、完治していないからいいものの。そうなったら、どうするの?」
「うっ」
「少しくらい、要望を聞かせてあげた方がいいんじゃないかな。これからも元気なエリアルを見たいのであれば、ね」
「……ユニティちゃんは、エリアルちゃんの味方なのね」
「どちらかというと、今後の公爵家の未来のために言っているんだけど……」
恨み節を言われてしまうとは……まぁ、いいけどね。そんな深刻な問題でもないし。時間が解決してくれるだろう。
あとは、ギルバートとエリアルの頑張り次第かな。ボクが口を出すことだとは思えなかった。



