「魔女ユニティ。倅が迷惑をかけたな」
数日前、王城に来た時には、門前払いは食らわなかったものの、顔すら合わせてもらえなかった国王との謁見。それに対して、何も思わなかったわけではない。
けれど目の前の憔悴しきった国王の顔を見て、嫌味を言う気持ちは、微塵も起きなかった。
「いいよ。そもそも先に迷惑をかけたのはこっちなんだから、後始末もしないとね。ブルーノ王子様にも責任を取れ、と言われたから、こうしてやって来ただけなんだ」
「責任……か。ブルーノはどこまでも世話が焼ける」
額に手を当てている国王と、我関せずな態度で隣に立っているブルーノ。それを見ているだけで、この親子の温度差を感じる。
数日前、王城に来た時には、門前払いは食らわなかったものの、顔すら合わせてもらえなかった国王との謁見。それに対して、何も思わなかったわけではない。
けれど目の前の憔悴しきった国王の顔を見て、嫌味を言う気持ちは、微塵も起きなかった。
「いいよ。そもそも先に迷惑をかけたのはこっちなんだから、後始末もしないとね。ブルーノ王子様にも責任を取れ、と言われたから、こうしてやって来ただけなんだ」
「責任……か。ブルーノはどこまでも世話が焼ける」
額に手を当てている国王と、我関せずな態度で隣に立っているブルーノ。それを見ているだけで、この親子の温度差を感じる。



