「話を戻すけど、このエリアルの右手の甲を見てもらえるかい?」
早速ボクは、エリアルを国王の傍まで寄せ、白い手袋を外させた。一週間前、カーマイン公爵邸で見た時とあまり変わらない、バラの大きさだった。
ホッとしたボクとは逆に、国王の顔は険しくなった。
「魔女ユニティの言葉なのだから、真実なのだろうと思っていたが……本当だったとはな。このことはカーマイン公爵も知っているのか?」
「無論だ。そして解決方法は祭壇の破壊。だけど祭壇は王城にあるし、国王の所有物だ……協力を得たい」
シンプルで且つ、直球で要求してみた。これが正しいのかは分からない。下手したら国王だけでなく、この場にいる宰相たちから怒りを買うだろう。
だけどそれ以外の方法が思い浮かばなかった。あるとすれば……強行突破だろうか。
「破壊……随分と過激だな。穏便な方法はないのか。祭壇は確かに私の管轄下だが、祭事を執り行っているのは大司教だ。破壊すると言ったら、大聖堂と対立することになる」
「そこで私から提案があるのですが、よろしいでしょうか」
白い手袋を付け直したエリアルが進言した。贄の証を見せた直後だというのに、堂々とした振る舞いを見せるエリアル。それが好印象だったのか、はたまた目を奪われたのか、皆の視線がエリアルに集まる。
早速ボクは、エリアルを国王の傍まで寄せ、白い手袋を外させた。一週間前、カーマイン公爵邸で見た時とあまり変わらない、バラの大きさだった。
ホッとしたボクとは逆に、国王の顔は険しくなった。
「魔女ユニティの言葉なのだから、真実なのだろうと思っていたが……本当だったとはな。このことはカーマイン公爵も知っているのか?」
「無論だ。そして解決方法は祭壇の破壊。だけど祭壇は王城にあるし、国王の所有物だ……協力を得たい」
シンプルで且つ、直球で要求してみた。これが正しいのかは分からない。下手したら国王だけでなく、この場にいる宰相たちから怒りを買うだろう。
だけどそれ以外の方法が思い浮かばなかった。あるとすれば……強行突破だろうか。
「破壊……随分と過激だな。穏便な方法はないのか。祭壇は確かに私の管轄下だが、祭事を執り行っているのは大司教だ。破壊すると言ったら、大聖堂と対立することになる」
「そこで私から提案があるのですが、よろしいでしょうか」
白い手袋を付け直したエリアルが進言した。贄の証を見せた直後だというのに、堂々とした振る舞いを見せるエリアル。それが好印象だったのか、はたまた目を奪われたのか、皆の視線がエリアルに集まる。



