「あの……私を受け入れてくださり、ありがとうございます。それで、改めて彼を紹介したいのですが、いいでしょうか」
さすがにここはボクがお膳立てをするわけにはいかない、と見守っていたら、エリアルが切り出した。ワクワクしている夫人とは対照的に、眉間に皺を寄せる公爵。
想定内の反応だったお陰か、エリアルの緊張が取れたらしい。普通の足取りでギルバートへ近づいた。
「私がお世話になっている街で仲良くなった、ギルバート・オーダムさんです」
エリアルよ。そんな紹介でいいのか、と思ったら、爆弾発言が飛び出した。
「お付き合いしたいと思っている人です。いえ、もうお付き合いしているのかな、と思っている人です」
「え、エリアル!? 俺たちはまだ――……」
「付き合っていないのに、我が家にやって来たのか?」
ギルバート……先ほどのやり取りを見ていなかったのか? 公爵は愛娘のようにエリアルを可愛がっているんだよ? そんな相手を前に否定するのは、命取りというものだ。
「いえ、俺もそのつもりです」
よくぞ言った、ギルバート! 行け! やれ!
気づけば、すっかり観客気分になっていた。
さすがにここはボクがお膳立てをするわけにはいかない、と見守っていたら、エリアルが切り出した。ワクワクしている夫人とは対照的に、眉間に皺を寄せる公爵。
想定内の反応だったお陰か、エリアルの緊張が取れたらしい。普通の足取りでギルバートへ近づいた。
「私がお世話になっている街で仲良くなった、ギルバート・オーダムさんです」
エリアルよ。そんな紹介でいいのか、と思ったら、爆弾発言が飛び出した。
「お付き合いしたいと思っている人です。いえ、もうお付き合いしているのかな、と思っている人です」
「え、エリアル!? 俺たちはまだ――……」
「付き合っていないのに、我が家にやって来たのか?」
ギルバート……先ほどのやり取りを見ていなかったのか? 公爵は愛娘のようにエリアルを可愛がっているんだよ? そんな相手を前に否定するのは、命取りというものだ。
「いえ、俺もそのつもりです」
よくぞ言った、ギルバート! 行け! やれ!
気づけば、すっかり観客気分になっていた。



