「私ったら……エリアルちゃんの一大事に、なんてことを。ありがとう、ユニティちゃん。危うく、同じ過ちを犯すところだったわ」
「そんなことはないさ。少なくともエリアルの緊張は解れたんだから、ねぇ」
背中に触れながら、エリアルの横に並ぶと、同意するように頷いてくれた。お陰で公爵夫人の顔が再び笑顔になった。
「良かったわ。さぁ、中には入って。主人もエリアルちゃんに会いたがっていたんだから」
「公爵様もですか!?」
「ふふふっ、そんな他人行儀な呼び方をしないでちょうだい。きっとあの人も傷つくと思うから、昔のように呼んであげてくれないかしら」
「で、でも……私は奥様や公爵様の期待を裏切って、出て行った身ですから」
そっか。ミルドレッドが戻って来たからってだけが理由じゃなかったのか。でも、だからといって、自分の望みを叶えるための行動を、裏切りとは思ってほしくはなかった。
今のエリアルの住まいは、公爵が用意してくれたものなのだから。少なくとも、公爵夫妻はそう思ってなどいないはずだ。
「確かにエリアルちゃんがいなくなって、ちょっと寂しかったけど、ユニティちゃんがいたし、今はミルドレッドもいるのよ。皆、私にとっては可愛い娘みたいなものなんだから」
「……まさかボクも入っているなんてね」
「ふふふっ」
「そんなことはないさ。少なくともエリアルの緊張は解れたんだから、ねぇ」
背中に触れながら、エリアルの横に並ぶと、同意するように頷いてくれた。お陰で公爵夫人の顔が再び笑顔になった。
「良かったわ。さぁ、中には入って。主人もエリアルちゃんに会いたがっていたんだから」
「公爵様もですか!?」
「ふふふっ、そんな他人行儀な呼び方をしないでちょうだい。きっとあの人も傷つくと思うから、昔のように呼んであげてくれないかしら」
「で、でも……私は奥様や公爵様の期待を裏切って、出て行った身ですから」
そっか。ミルドレッドが戻って来たからってだけが理由じゃなかったのか。でも、だからといって、自分の望みを叶えるための行動を、裏切りとは思ってほしくはなかった。
今のエリアルの住まいは、公爵が用意してくれたものなのだから。少なくとも、公爵夫妻はそう思ってなどいないはずだ。
「確かにエリアルちゃんがいなくなって、ちょっと寂しかったけど、ユニティちゃんがいたし、今はミルドレッドもいるのよ。皆、私にとっては可愛い娘みたいなものなんだから」
「……まさかボクも入っているなんてね」
「ふふふっ」



