「いらっしゃい」
翌日、カーマイン公爵邸に着くと、満面の笑みで公爵夫人が出迎えてくれた。ミルドレッド、という最愛の娘が戻って来たところに、エリアルがやって来たのだ。
その喜びは隠しきれない様子で、公爵夫人は迷いなくエリアルに歩み寄り、その手を取った。まるで我が子にするかのように優しく微笑みかける。
ほらね。エリアルが心配することなんて、ないんだよ。公爵夫人にとっては、エリアルもまた、娘なんだから。
けれどエリアルは、公爵夫人の歓迎に戸惑っている様子だった。いや、嬉しいからこその戸惑い、とも言うべきだろうか。ボクはそんな背中に手を伸ばした。
「公爵夫人。喜んでいるところ悪いけど、エリアルのためにも早速、話をしたいんだけどいいかな」
感動の再会に水を差したくはなかったが、ミルドレッドの時のような失敗はしたくなかった。まだ間に合う、この時に動きたい。
そのボクの想いに、気づいてくれたのか、公爵夫人がハッと我に返った。
翌日、カーマイン公爵邸に着くと、満面の笑みで公爵夫人が出迎えてくれた。ミルドレッド、という最愛の娘が戻って来たところに、エリアルがやって来たのだ。
その喜びは隠しきれない様子で、公爵夫人は迷いなくエリアルに歩み寄り、その手を取った。まるで我が子にするかのように優しく微笑みかける。
ほらね。エリアルが心配することなんて、ないんだよ。公爵夫人にとっては、エリアルもまた、娘なんだから。
けれどエリアルは、公爵夫人の歓迎に戸惑っている様子だった。いや、嬉しいからこその戸惑い、とも言うべきだろうか。ボクはそんな背中に手を伸ばした。
「公爵夫人。喜んでいるところ悪いけど、エリアルのためにも早速、話をしたいんだけどいいかな」
感動の再会に水を差したくはなかったが、ミルドレッドの時のような失敗はしたくなかった。まだ間に合う、この時に動きたい。
そのボクの想いに、気づいてくれたのか、公爵夫人がハッと我に返った。



