「それでユニティ殿は、予知で事前に知っていたから、と」
「カシル、いやエリアルと同じで、前世で知っていたから、もう予知とは言い難いけどね」
「っ! ユニティも前世で……いや、その方が腑に落ちるか。エリアルが贄に選ばれることを、運命だと言っていたのだからな。これもゲームとやらの話なのか?」
「そうだけど、君はギルバート殿と違って、呑み込みが早いな。少しは戸惑ったりしないのかい?」
「ここまで来るのに、たくさん驚かされたからな。免疫がついたんだろう」
それはそれで釈然としなかったが、次のブルーノの言葉でハッとなった。
「今はそんなことよりも、エリアルが贄に選ばれたということだ。前世で知ってたのなら、対処法も分かっているんだろう?」
「……一つだけ」
「それはなんだ?」
「建国祭で使われる、贄を奉納する祭壇を壊すことだ」
「なんだ、そんなことか」
ブルーノがあっけらかんとした口調で言い放つ。確かにブルーノなら、そう言うだろう。
なにせその祭壇があるのは、王城の中なのだ。ブルーノにとって王城は自分の家。その中の一部を壊すことなど、大したことではないのだ。
「カシル、いやエリアルと同じで、前世で知っていたから、もう予知とは言い難いけどね」
「っ! ユニティも前世で……いや、その方が腑に落ちるか。エリアルが贄に選ばれることを、運命だと言っていたのだからな。これもゲームとやらの話なのか?」
「そうだけど、君はギルバート殿と違って、呑み込みが早いな。少しは戸惑ったりしないのかい?」
「ここまで来るのに、たくさん驚かされたからな。免疫がついたんだろう」
それはそれで釈然としなかったが、次のブルーノの言葉でハッとなった。
「今はそんなことよりも、エリアルが贄に選ばれたということだ。前世で知ってたのなら、対処法も分かっているんだろう?」
「……一つだけ」
「それはなんだ?」
「建国祭で使われる、贄を奉納する祭壇を壊すことだ」
「なんだ、そんなことか」
ブルーノがあっけらかんとした口調で言い放つ。確かにブルーノなら、そう言うだろう。
なにせその祭壇があるのは、王城の中なのだ。ブルーノにとって王城は自分の家。その中の一部を壊すことなど、大したことではないのだ。



