「ぎ、ギルバートがそれでいいならいいよ」
「と、言っているけど、どう?」
「用意してきます」
「このまま玄関のカギを締めていけばいいだろう」
ツンデレのカシルに、優柔不断のギルバート。関係性がなかなか進まない理由を、垣間見たような気がした。
それはカシルの家に行っても同じだった。まるで女の子の部屋に入るのが初めてな男子高校生のようなギルバート。いや、ブルーノも、か。
ブルーノにとっては、カシルはいわば幼なじみのような関係だからだ。姿はミルドレッドだったが、事情を話しているブルーノにとっては、すでにその認識のようだった。
だけどそんな浮かれた二人に構っているほど、ボクたちは暇じゃない。んだけど、「どうしようユニティ。私の家に、ギルバートとブルーノ王子が来ている」とはしゃいでいた。
乙女ゲームをプレイしていた身としては、確かに嬉しい光景だけど、ボクにはいまいちピンとこなかった。それは魔女として生きてきた年月が長いからだろうか。いつの間にか、そういう感情を失っていた。
けれどカシルには一点だけ、注意を忘れない。それはブルーノが身分を偽り、ルーノという偽名を使っていることだった。
「と、言っているけど、どう?」
「用意してきます」
「このまま玄関のカギを締めていけばいいだろう」
ツンデレのカシルに、優柔不断のギルバート。関係性がなかなか進まない理由を、垣間見たような気がした。
それはカシルの家に行っても同じだった。まるで女の子の部屋に入るのが初めてな男子高校生のようなギルバート。いや、ブルーノも、か。
ブルーノにとっては、カシルはいわば幼なじみのような関係だからだ。姿はミルドレッドだったが、事情を話しているブルーノにとっては、すでにその認識のようだった。
だけどそんな浮かれた二人に構っているほど、ボクたちは暇じゃない。んだけど、「どうしようユニティ。私の家に、ギルバートとブルーノ王子が来ている」とはしゃいでいた。
乙女ゲームをプレイしていた身としては、確かに嬉しい光景だけど、ボクにはいまいちピンとこなかった。それは魔女として生きてきた年月が長いからだろうか。いつの間にか、そういう感情を失っていた。
けれどカシルには一点だけ、注意を忘れない。それはブルーノが身分を偽り、ルーノという偽名を使っていることだった。



