「ユニティ……言葉を選べ」
「なんで? いいじゃないか。ギルバート殿にそこまでしてもらえるなんて、カシルが知ったら喜びそうだよ?」
なにせギルバートを追って、貴族から平民になったのだから。推しに、逆に追われるなんて、本望だと思うよ。
「あくまで、正常なカシルなら、ね」
「どういうことだ?」
「ギルバート殿の話を聞いていなかったのかい? 林の中に入っていくことは、この街では不思議に感じることなのだろう。いや、どちらかというと、普通はのこのこ入っていかない、といった方が正しいか」
ボクの指摘に、ギルバートが正常に戻ったらしい。真っ直ぐボクたちの方を向いた。
「……ユニティ殿のおっしゃる通りです。林の中は常に光が当たらず、日中でも薄暗いため、危険なんです」
「木が死角になって、襲われ易い、から?」
「はい。だから、何かあってはと思って――……」
「あぁぁぁ! うだうだするな!」
「る、ルーノ殿?」
突然立ち上がったブルーノに、ギルバートは驚きつつも、どちらかというと戸惑っている感じだった。
「なんで? いいじゃないか。ギルバート殿にそこまでしてもらえるなんて、カシルが知ったら喜びそうだよ?」
なにせギルバートを追って、貴族から平民になったのだから。推しに、逆に追われるなんて、本望だと思うよ。
「あくまで、正常なカシルなら、ね」
「どういうことだ?」
「ギルバート殿の話を聞いていなかったのかい? 林の中に入っていくことは、この街では不思議に感じることなのだろう。いや、どちらかというと、普通はのこのこ入っていかない、といった方が正しいか」
ボクの指摘に、ギルバートが正常に戻ったらしい。真っ直ぐボクたちの方を向いた。
「……ユニティ殿のおっしゃる通りです。林の中は常に光が当たらず、日中でも薄暗いため、危険なんです」
「木が死角になって、襲われ易い、から?」
「はい。だから、何かあってはと思って――……」
「あぁぁぁ! うだうだするな!」
「る、ルーノ殿?」
突然立ち上がったブルーノに、ギルバートは驚きつつも、どちらかというと戸惑っている感じだった。



