いざカシルを捕まえる、といったものの、この街のことはよく知らない。下町ともいえないほど王城から離れているため、ブルーノもボクと同じくらいだろう。だから遠慮なく、ギルバートに尋ねた。
「カシルが行きそうなところって分かる?」
これは丸投げではない、と思ってもらいたい。
「たぶん、この街と王都の境にある、林にいると思います」
「ここも王都だと思うのだが」
「確かに、地図上ではそうなのですが、この街を王都と思う人は少ないです。俺たち街の人間も、王都に住んでいる! と声を大にして言いませんし」
まぁ、ボクも田舎のような長閑さがある、と表現したくらいだから、ギルバートの言い分も理解した。
「それはともかくとして、どうしてカシルの居場所を、そんなピンポイントで言い当てられるんだい? ボクはてっきり、いくつか候補をあげてくれるものだと思っていたよ」
「……実はカシルの様子がおかしくなってから、こっそり見に行っていたんです。あっ、変な意味ではないですよ。ただ心配になって。林の中に入っていく姿を、何人も見かけているんです」
「っ! それはギルバート殿が、カシルの行動を監視した結果ではないのかい?」
するとギルバートは、ボクの言葉に赤面した。
「カシルが行きそうなところって分かる?」
これは丸投げではない、と思ってもらいたい。
「たぶん、この街と王都の境にある、林にいると思います」
「ここも王都だと思うのだが」
「確かに、地図上ではそうなのですが、この街を王都と思う人は少ないです。俺たち街の人間も、王都に住んでいる! と声を大にして言いませんし」
まぁ、ボクも田舎のような長閑さがある、と表現したくらいだから、ギルバートの言い分も理解した。
「それはともかくとして、どうしてカシルの居場所を、そんなピンポイントで言い当てられるんだい? ボクはてっきり、いくつか候補をあげてくれるものだと思っていたよ」
「……実はカシルの様子がおかしくなってから、こっそり見に行っていたんです。あっ、変な意味ではないですよ。ただ心配になって。林の中に入っていく姿を、何人も見かけているんです」
「っ! それはギルバート殿が、カシルの行動を監視した結果ではないのかい?」
するとギルバートは、ボクの言葉に赤面した。



