「豊穣祭が終わった後のカシルは、どんな様子だった?」
「人目を避けるようになりました。その前まではよく外に出ていて、一緒に出かけたり、誘いに来たりしてくれて、仲良くしてくれていたんです。それが豊穣祭をキッカケに、日に日に少なくなり……最近は姿を見ただけで逃げられてしまい。嫌われることをしたのかと、誰かに相談したくても、カシルの身内はこの街にはいないので」
「そこにボクたちが現れた、というわけだったんだね」
「はい。すみません。一気に愚痴というか、勝手に相談をしてしまって」
「構わないよ。ボクたちもさっき、同じ目に遭ったんだ。家から出てくるカシルに、逃げられてしまったんだよ」
ボクの言葉にギルバートは、明らかに落胆した態度を示した。解決の糸口を求めていたことは分かるけど、それはボクらも同じだった。
「では、えっと、そちらも原因が分からない、ということですか?」
「そういえば自己紹介をしていなかったね。ボクはユニティ。こっちはルーノだ」
ヴァルクの時と同じように、ボクは本名で、ブルーノは偽名を使わせてもらった。仮に顔が知られていなくても、ここは王都の郊外だから、名前くらいは聞いたことがあるだろう。それを避けるためだった。
隣を見ると、それで構わない、とでもいうように、ブルーノが頷いた。
「人目を避けるようになりました。その前まではよく外に出ていて、一緒に出かけたり、誘いに来たりしてくれて、仲良くしてくれていたんです。それが豊穣祭をキッカケに、日に日に少なくなり……最近は姿を見ただけで逃げられてしまい。嫌われることをしたのかと、誰かに相談したくても、カシルの身内はこの街にはいないので」
「そこにボクたちが現れた、というわけだったんだね」
「はい。すみません。一気に愚痴というか、勝手に相談をしてしまって」
「構わないよ。ボクたちもさっき、同じ目に遭ったんだ。家から出てくるカシルに、逃げられてしまったんだよ」
ボクの言葉にギルバートは、明らかに落胆した態度を示した。解決の糸口を求めていたことは分かるけど、それはボクらも同じだった。
「では、えっと、そちらも原因が分からない、ということですか?」
「そういえば自己紹介をしていなかったね。ボクはユニティ。こっちはルーノだ」
ヴァルクの時と同じように、ボクは本名で、ブルーノは偽名を使わせてもらった。仮に顔が知られていなくても、ここは王都の郊外だから、名前くらいは聞いたことがあるだろう。それを避けるためだった。
隣を見ると、それで構わない、とでもいうように、ブルーノが頷いた。



