魔女ユニティの誤算 ~悪役令嬢の役を降りたら、婚約破棄してきた王子が追いかけてきました~

「ならば、俺の望みも聞くべきじゃないのか。俺の運命も変えたのだから」
「……確かにそうだけど。ブルーノの場合は、自業自得だろう?」

 ただ自滅しただけじゃないか。何もしなかったボクも……悪いの?

「いいや。それは違う」
「違わないね。婚約破棄は、ボクの予知通りに起こったんだから。ボクはブルーノの運命を変えていない」
「変えた。これだけは言える。俺の運命は変えられたんだ。そうでなかったら、今ここにはいない。ユニティについていこうとも思わず、城で今でも不貞腐れているだろうさ」
「確かに」
「即答されると、複雑なんだが」
「だけど、本当の事だろう?」

 何か間違ったことでも言ったか? と笑って見せると、ブルーノは頭を抱えるような仕草をした。