「もしかして、エリアルのことが気になる、とか?」
「は? 誰がそんな奴……ってエリアル? あぁ、最初にミルドレッドと入れ替わっていたという、男爵令嬢か」
「そうだよ。だけどカーマイン公爵がエリアルを引き取ったことで、もう男爵令嬢でもないけどね。さらにいうと、今のエリアルは平民だ」
「ミルドレッドの代役、とはいえ、公爵令嬢まで昇りつめたのに、なぜ平民に下る?」
「あぁ、そっか。そこら辺をまだ言っていなかったんだったね。エリアルは……」
推しである攻略対象者の騎士を追って、平民になったのだ。あっ、でも当時はまだ、騎士じゃなかったのかな。長く生きていると、時系列を忘れちゃうんだよね。
「好きな人を追って、平民になったんだよ。公爵令嬢の立場だと、身分が違い過ぎて、結婚もできないって泣きつかれてね」
「それで今度はユニティが、カーマイン公爵令嬢になったわけか」
「うん。元々エリアルの姿を、ミルドレッドに変えていたのがボクだからね。「簡単でしょう?」って言われたら断れなかったんだよ」
「……エリアルの運命を変えたのも、ユニティだからか?」
「そうだね。だからほっとけなかった。ミルドレッドと同じように、望みを叶えてあげたかったんだ」
エリアルに言われた時、ボクが躊躇いなく承諾したのは、おそらくそれが原因だろう。ミルドレッドと公爵夫人に対する引け目を、エリアルの望みを叶えることで、癒そうとしたのだ。
「は? 誰がそんな奴……ってエリアル? あぁ、最初にミルドレッドと入れ替わっていたという、男爵令嬢か」
「そうだよ。だけどカーマイン公爵がエリアルを引き取ったことで、もう男爵令嬢でもないけどね。さらにいうと、今のエリアルは平民だ」
「ミルドレッドの代役、とはいえ、公爵令嬢まで昇りつめたのに、なぜ平民に下る?」
「あぁ、そっか。そこら辺をまだ言っていなかったんだったね。エリアルは……」
推しである攻略対象者の騎士を追って、平民になったのだ。あっ、でも当時はまだ、騎士じゃなかったのかな。長く生きていると、時系列を忘れちゃうんだよね。
「好きな人を追って、平民になったんだよ。公爵令嬢の立場だと、身分が違い過ぎて、結婚もできないって泣きつかれてね」
「それで今度はユニティが、カーマイン公爵令嬢になったわけか」
「うん。元々エリアルの姿を、ミルドレッドに変えていたのがボクだからね。「簡単でしょう?」って言われたら断れなかったんだよ」
「……エリアルの運命を変えたのも、ユニティだからか?」
「そうだね。だからほっとけなかった。ミルドレッドと同じように、望みを叶えてあげたかったんだ」
エリアルに言われた時、ボクが躊躇いなく承諾したのは、おそらくそれが原因だろう。ミルドレッドと公爵夫人に対する引け目を、エリアルの望みを叶えることで、癒そうとしたのだ。



