「お母様。どうしてですか?」
「それは……」
「俺から言った方がいいだろう。数カ月前、俺はカーマイン公爵令嬢に婚約破棄を言い渡し、父上の怒りを買ったんだ。けれど相手はカーマイン公爵令嬢に成りすました魔女だったため、謹慎処分という扱いになり……」
「今は国王に、子守を押しつけられている最中なんだよ」
ブルーノにとっては屈辱かもしれないが、自分から言おうとした以上、避けられない話である。
「……それが公にされているため、本物のカーマイン公爵令嬢が戻ってきたとしても、再度婚約することは難しいんだ」
「どちらかがどうしても、と頭を下げれば可能かもしれないけど、こちらが王族を謀っていたからねぇ」
王族側が望まない限りは無理だと、公爵夫人は言葉を濁した。その言葉を聞いて、「そんなぁ〜」と落胆するミルドレッド。
ボクは複雑な気分になった。だって、ボクのせいでミルドレッドの望みが叶えられなくなってしまったからだ。
やっぱりここは乙女ゲームと同じで、王妃になりたかったのかな。
一先ずこの場は公爵夫人に任せ、ボクとブルーノは公爵が用意してくれた部屋へと戻った。
「それは……」
「俺から言った方がいいだろう。数カ月前、俺はカーマイン公爵令嬢に婚約破棄を言い渡し、父上の怒りを買ったんだ。けれど相手はカーマイン公爵令嬢に成りすました魔女だったため、謹慎処分という扱いになり……」
「今は国王に、子守を押しつけられている最中なんだよ」
ブルーノにとっては屈辱かもしれないが、自分から言おうとした以上、避けられない話である。
「……それが公にされているため、本物のカーマイン公爵令嬢が戻ってきたとしても、再度婚約することは難しいんだ」
「どちらかがどうしても、と頭を下げれば可能かもしれないけど、こちらが王族を謀っていたからねぇ」
王族側が望まない限りは無理だと、公爵夫人は言葉を濁した。その言葉を聞いて、「そんなぁ〜」と落胆するミルドレッド。
ボクは複雑な気分になった。だって、ボクのせいでミルドレッドの望みが叶えられなくなってしまったからだ。
やっぱりここは乙女ゲームと同じで、王妃になりたかったのかな。
一先ずこの場は公爵夫人に任せ、ボクとブルーノは公爵が用意してくれた部屋へと戻った。



