「いくら気に食わない相手だからといっても、責任者として、命を見捨てる行為は許されるものではない。キチンと罰を受けてもらわなければな」
「それに針子たちはともかく、パティはミルドレッドを領主の娘だと知っていて、見殺しにしようとしたんだ。ちゃんと報いは受けるべきだよ」
仮に生き埋めが事故だったとしても、すぐに救い出していれば、罪は軽かっただろう。針子たちの証言を元にすると、四時間も放置していたらしい。これに公爵が激怒し、工房は封鎖。当然、店を開けられず、セジヴェルは閉店を余儀なくされた。
ダーラ夫妻も、娘が殺人未遂を犯したことで、ヴァルクにはいられなくなっていたから、ちょうど良かったのかもしれない。針子たちも、ここにはいられない、と別の領地へ移ったらしい。
捜査に協力的だったのと、ブルーノの口添えで、針子たちは無罪放免とされた。
「では、もうダーラにも会えない、ということですね」
「別れを告げられる状況でも、立場でもなかったから……ただ、ミルドレッドの無事を喜んでいたよ」
「そうですか」
「ミルドレッドは今後、どうするんだい?」
「私、ですか?」
「当然、カーマイン公爵家に戻るんだろう? 何を言っているんだ」
「それに針子たちはともかく、パティはミルドレッドを領主の娘だと知っていて、見殺しにしようとしたんだ。ちゃんと報いは受けるべきだよ」
仮に生き埋めが事故だったとしても、すぐに救い出していれば、罪は軽かっただろう。針子たちの証言を元にすると、四時間も放置していたらしい。これに公爵が激怒し、工房は封鎖。当然、店を開けられず、セジヴェルは閉店を余儀なくされた。
ダーラ夫妻も、娘が殺人未遂を犯したことで、ヴァルクにはいられなくなっていたから、ちょうど良かったのかもしれない。針子たちも、ここにはいられない、と別の領地へ移ったらしい。
捜査に協力的だったのと、ブルーノの口添えで、針子たちは無罪放免とされた。
「では、もうダーラにも会えない、ということですね」
「別れを告げられる状況でも、立場でもなかったから……ただ、ミルドレッドの無事を喜んでいたよ」
「そうですか」
「ミルドレッドは今後、どうするんだい?」
「私、ですか?」
「当然、カーマイン公爵家に戻るんだろう? 何を言っているんだ」



