宣戦布告をしたからといって、すぐにどうこうできるわけではない。ボクたちは一旦、ヴァルクの宿屋に来ていた。
窓辺にある椅子に座りながら、マイナの言葉を思い出す。
『最後の仕事かもしれないからです』
あれは覚悟の表れだったのかもしれないが。
「最後、にしていいのかな」
「何をだ?」
宿屋の外を眺めていると、ブルーノが椅子を持ちながら近寄ってきた。ボクの前に椅子を置き、向き合う形になる。
「マイナ……いや、ミルドレッドでいいかな。まだヴァルクにいるけど、ここは宿屋だから」
「……あぁ、そっちか。俺はてっきり、すぐに片をつけるのかと思っていた。パティを叩きのめして、ミルドレッドをカーマイン公爵に引き渡すのかと。ユニティにはそれをするだけの理由と、力があるじゃないか」
「いくらなんでも、むやみやたらに武力行使はしないよ」
「だが、俺の時はそうだったじゃないか。問答無用に言いくるめて、去って行った」
学園の食堂で、婚約破棄を言い渡して来た時のことかな?
窓辺にある椅子に座りながら、マイナの言葉を思い出す。
『最後の仕事かもしれないからです』
あれは覚悟の表れだったのかもしれないが。
「最後、にしていいのかな」
「何をだ?」
宿屋の外を眺めていると、ブルーノが椅子を持ちながら近寄ってきた。ボクの前に椅子を置き、向き合う形になる。
「マイナ……いや、ミルドレッドでいいかな。まだヴァルクにいるけど、ここは宿屋だから」
「……あぁ、そっちか。俺はてっきり、すぐに片をつけるのかと思っていた。パティを叩きのめして、ミルドレッドをカーマイン公爵に引き渡すのかと。ユニティにはそれをするだけの理由と、力があるじゃないか」
「いくらなんでも、むやみやたらに武力行使はしないよ」
「だが、俺の時はそうだったじゃないか。問答無用に言いくるめて、去って行った」
学園の食堂で、婚約破棄を言い渡して来た時のことかな?



