「残念だなぁ」
「何が?」
「ううん。なんでも。あっ、そうだ。忘れるところだったよ。中庭の白いデイジー、アレを世話をしているのは誰だい?」
「……知らないわよ。たぶん、それでしか慰められない、哀れな子がしているんじゃないの?」
『子』、ね。母親なら『子』とは表現しないだろう。やっぱりマイナが……。
ダーラの考えで、淑女教育を受けていたマイナなら知っているだろう。デイジーの花言葉である「希望」と「平和」を。
まるでマイナの心だと思った。この状況から抜け出したい「希望」と、自分が耐えることで保たれる「平和」
無意識に訴えかけていたのだ。もっと早く様子を見に来れば、マイナのSOSに気づけたのに……今となっては過去の後悔だ。
そのしがらみを追い払うように、ボクは再び裏口を通り中庭に出た。けれど目に入る白いデイジーを素通りすることはできなかった。
「もしかして、マイナが?」
「たぶんね」
ブルーノも知っているのだろう。デイジーの花言葉を。仮にも、一国の王子なのだから。
「何が?」
「ううん。なんでも。あっ、そうだ。忘れるところだったよ。中庭の白いデイジー、アレを世話をしているのは誰だい?」
「……知らないわよ。たぶん、それでしか慰められない、哀れな子がしているんじゃないの?」
『子』、ね。母親なら『子』とは表現しないだろう。やっぱりマイナが……。
ダーラの考えで、淑女教育を受けていたマイナなら知っているだろう。デイジーの花言葉である「希望」と「平和」を。
まるでマイナの心だと思った。この状況から抜け出したい「希望」と、自分が耐えることで保たれる「平和」
無意識に訴えかけていたのだ。もっと早く様子を見に来れば、マイナのSOSに気づけたのに……今となっては過去の後悔だ。
そのしがらみを追い払うように、ボクは再び裏口を通り中庭に出た。けれど目に入る白いデイジーを素通りすることはできなかった。
「もしかして、マイナが?」
「たぶんね」
ブルーノも知っているのだろう。デイジーの花言葉を。仮にも、一国の王子なのだから。



