「だけど、結果論でしかないよね。今更、こんなことを言っても」
「……そんなことはないです。もう手遅れだったら、ルーノさんは私に指摘などしないでしょうから」
「う~ん」
それはどうかな、考えなしに言ったとも思えるけど、これは言わないことにした。マイナのやる気に水を差したくなかったからだ。
ボクはマイナを離し、真正面から彼女を見つめる。その目はもう、ボクに対する疑念を抱いていない目立った。恨みの色も見えない。だからボクも堂々と言えた。
「君はどうしたい? ボクは君の願いを叶えたい。本当の意味で、君を助けたいんだ」
「……この状況を変えたいです。ううん、抜け出したい。それから……本当の家族にも、会ってみたいです」
「それによって、誰かが被害を被ることになる。その覚悟はある?」
マイナは言った。「自分がやらなければ、パティが困る。ダーラが困る。皆が困る」と。その優しさは美徳だけど、今は邪魔でしかない。
なにせボクは、これからそのパティに制裁を加える。マイナを、ミルドレッドを傷つけた者を許す気はないからだ。
「はい。たとえ、恩を仇で返すことになっても」
「いい覚悟だ。それにダーラも、覚悟は出来ているよ」
「それならば、今、任されている仕事はちゃんとやらなければ、ですね」
「どうして?」
「最後の仕事かもしれないからです」
「そうだね」
ボクは仕事に取り掛かるマイナを目で追った。
「……そんなことはないです。もう手遅れだったら、ルーノさんは私に指摘などしないでしょうから」
「う~ん」
それはどうかな、考えなしに言ったとも思えるけど、これは言わないことにした。マイナのやる気に水を差したくなかったからだ。
ボクはマイナを離し、真正面から彼女を見つめる。その目はもう、ボクに対する疑念を抱いていない目立った。恨みの色も見えない。だからボクも堂々と言えた。
「君はどうしたい? ボクは君の願いを叶えたい。本当の意味で、君を助けたいんだ」
「……この状況を変えたいです。ううん、抜け出したい。それから……本当の家族にも、会ってみたいです」
「それによって、誰かが被害を被ることになる。その覚悟はある?」
マイナは言った。「自分がやらなければ、パティが困る。ダーラが困る。皆が困る」と。その優しさは美徳だけど、今は邪魔でしかない。
なにせボクは、これからそのパティに制裁を加える。マイナを、ミルドレッドを傷つけた者を許す気はないからだ。
「はい。たとえ、恩を仇で返すことになっても」
「いい覚悟だ。それにダーラも、覚悟は出来ているよ」
「それならば、今、任されている仕事はちゃんとやらなければ、ですね」
「どうして?」
「最後の仕事かもしれないからです」
「そうだね」
ボクは仕事に取り掛かるマイナを目で追った。



