もう誰も信じないって決めたのに

教室に入ったら、質問攻めだった。知らなかったみたいで放課後にふたりで職員室に呼び出された。

そして帰り道、
「今日は大変だったね、圭」
と話しながら帰っていた。校門のところで、

「圭は右と左どっち?」

と聞いた。

「右だよ!」

圭の答えに心臓が大きくはねた。

「うちも一緒!」

「うそ!ほんとに?」

「うん!」

「じゃあ毎日一緒に帰ろ!」

「いいよ!」

それから、どうしてきたのか、いつ引っ越してきたのか、を話しながら、長い長い帰り道を帰った。