恋色ノート




 前髪は巻いて目にかからないようにして、髪は上でまとめてポニーテール。それから眼鏡も外してコンタクト。


 誰がどう見ても、学校の時のわたしと今のわたしが同一人物だとはわからない。


 実際何回か同じ学校の人が来たりもしたけど、わたしに気づく様子は全くといっていいほどなかった。


 ……まあ、学校の時のわたしが認識されていないっていうのも大きいかもしれないけど。




「変わりたい、って気持ちはあるけど、やっぱりちょっと難しいっていうか、恥ずかしいっていうか……」


「まあそうか、花恋はずっとああだもんなー。あ、そういえば明日花恋の学校のやつ面接くるよ。一年生」


「え!?!?」



 帰る用意をしながらさりげなくそんなことを言うもんだから、これでもかってくらい大きな声がでてしまった。


 面接?面接、ってえ、一緒に働くことになるの……?