恋色ノート




「おはよっ!昨日の見た!?本当にかっこよかったよね〜!」

「みたみた!私もあんな風に愛された〜〜い!」



「今日も航大(こうだい)くんかっこいいなぁ〜〜」

「いい加減告白しちゃいなよっ!遥香なら絶対いけるって!」

「えぇ〜そうかなぁ〜〜?」




 朝、授業前の教室にはたくさんの会話が飛び交う。例えば前日のドラマの話とか、好きな人の話とか。とかとか。高校生らしい話題ばかりだけど、わたしが入っていけるはずもなく。


 毎日登校いちばん乗りのわたしは、周りの吹き出しが膨らんでいく前にはもう参考書を広げて勉強してるか、本を読んでるかの二択だ。いつも一人で、会話には参加しない。