「ありがとう。ならば、俺も君の好きなところを思いつく限り、挙げていこう。これで、ようやく公平だな」
ユージーンは満足げに頷いた。
(わたくしが褒めるのはいいけれど、ユージーン様に好きなところを言われるのは、別の意味でドキドキしてしまうわ。心臓が保つかしら?)
未来の自分の命の心配をしていると、真剣な眼差しが向けられているのに気づく。
蒼紫の瞳は熱を帯びて、ミリアリアだけを見ていた。
「君に初めて名前を呼ばれたとき、胸が高鳴った。純粋な好意を前面に押し出した、君の閣下呼びも大変愛らしかったが。やはり、名前を呼ばれるというのはいいな。もっとも、特別な君だからこそ、そう思うのだろうが」
「そ、それをおっしゃるならば……わたくしだって家族だと認められたとき、どれほど高揚したか、おわかりですか? 実の家族から見捨てられたわたくしにとって、ユージーン様はかけがえのない人です。いつも、わたくしの心をすくい上げてくださいます」
彼の瞳が、まるで氷の奥に隠された炎のように静かに揺れる。
一見すると涼しげな表情のままだが、その奥にある熱は一心にミリアリアに注がれている。視線に宿る熱は甘く、とろけるようで、思わず呼吸を忘れそうになる。
「愛しのミリアリア。世界中でたった一人、俺が愛し抜くと決めた女性は君だけだ。俺の愛は君に捧ぐ。どうかこの気持ちを受け取ってほしい……」
ユージーンは満足げに頷いた。
(わたくしが褒めるのはいいけれど、ユージーン様に好きなところを言われるのは、別の意味でドキドキしてしまうわ。心臓が保つかしら?)
未来の自分の命の心配をしていると、真剣な眼差しが向けられているのに気づく。
蒼紫の瞳は熱を帯びて、ミリアリアだけを見ていた。
「君に初めて名前を呼ばれたとき、胸が高鳴った。純粋な好意を前面に押し出した、君の閣下呼びも大変愛らしかったが。やはり、名前を呼ばれるというのはいいな。もっとも、特別な君だからこそ、そう思うのだろうが」
「そ、それをおっしゃるならば……わたくしだって家族だと認められたとき、どれほど高揚したか、おわかりですか? 実の家族から見捨てられたわたくしにとって、ユージーン様はかけがえのない人です。いつも、わたくしの心をすくい上げてくださいます」
彼の瞳が、まるで氷の奥に隠された炎のように静かに揺れる。
一見すると涼しげな表情のままだが、その奥にある熱は一心にミリアリアに注がれている。視線に宿る熱は甘く、とろけるようで、思わず呼吸を忘れそうになる。
「愛しのミリアリア。世界中でたった一人、俺が愛し抜くと決めた女性は君だけだ。俺の愛は君に捧ぐ。どうかこの気持ちを受け取ってほしい……」



