手に取ってみると、細い銀の台座は蔓草のような曲線を描いていた。どうやら、耳元からこめかみにかけて沿わせる形で装着するタイプのようだ。
「ど、どうでしょうか。閣下」
「俺の見立て通りだ。よく似合っている。……なんというか、まるで春が来たと喜んでいる女神だな」
「め……女神様なんて恐れ多すぎます! わたくしは契約妻ですから、そのような社交辞令は必要ありません……っ」
「どうして照れながら怒るのだ? 社交辞令ではなく、思ったことを口にしたまでなんだが」
真顔で言われ、ミリアリアは火照った頬を両手で覆った。
(率直すぎます、閣下……! こんな風に褒められることなんて慣れていないから、どう反応していいか困るわ。でも、まずはちゃんと感謝を伝えなければ!)
意気込みのまま、大きく息を吸い込む。
まだ戸惑った様子のユージーンに微笑みかける。
「閣下、素敵な贈り物をありがとうございます。大事にしますね」
「あ、ああ」
「それにしても、最近は見た目もおしゃれなのですね。まさか監視用の魔術具が、これほど見事な装飾品になっているとは思いませんでした。美しさと実用性を兼ね備えた一品を見つけ出す審美眼、さすが閣下です」
「ど、どうでしょうか。閣下」
「俺の見立て通りだ。よく似合っている。……なんというか、まるで春が来たと喜んでいる女神だな」
「め……女神様なんて恐れ多すぎます! わたくしは契約妻ですから、そのような社交辞令は必要ありません……っ」
「どうして照れながら怒るのだ? 社交辞令ではなく、思ったことを口にしたまでなんだが」
真顔で言われ、ミリアリアは火照った頬を両手で覆った。
(率直すぎます、閣下……! こんな風に褒められることなんて慣れていないから、どう反応していいか困るわ。でも、まずはちゃんと感謝を伝えなければ!)
意気込みのまま、大きく息を吸い込む。
まだ戸惑った様子のユージーンに微笑みかける。
「閣下、素敵な贈り物をありがとうございます。大事にしますね」
「あ、ああ」
「それにしても、最近は見た目もおしゃれなのですね。まさか監視用の魔術具が、これほど見事な装飾品になっているとは思いませんでした。美しさと実用性を兼ね備えた一品を見つけ出す審美眼、さすが閣下です」



