(そうだわ。すっぽりと全体を包み込むようにすれば……。雨や風だけじゃない。悪意もはねのけて、誰にも傷つけられない、唯一無二の場所。見えない壁で守るように──あの東屋をわたくしの魔力で形作れたなら。きっと、どんな攻撃からも守られる空間ができるはず。自分の力で、閣下と領民の皆さまを守るの)
明確なイメージができたと思った瞬間、蒼紫の瞳とぴたりと視線が交差する。
温かく見守るような眼差しを向けられている気がして、ミリアリアはどきりと息を呑んだ。けれど、言葉はなくとも彼のそばにいることは、少しも怖くなかった。
ユージーンの眼差しには敵意も軽蔑もなく、ただ静かに寄り添うような温かさがあった。
「その様子だとイメージはできたようだな。魔力を流す練習相手は、魔力量のつり合いが取れないと危険を伴う。今後は俺と毎日、魔力の同調をすることで慣れてもらう」
両手を握られ、ユージーンが目をつぶる。慌ててミリアリアも瞼を閉じた。
彼の魔力に連動して、体内の魔力が引き出されるのがわかる。
やがて、二人の魔力がゆっくりと波紋を描くように重なっていく。未知なる体験の連続に、心臓が早鐘を打つ。
明確なイメージができたと思った瞬間、蒼紫の瞳とぴたりと視線が交差する。
温かく見守るような眼差しを向けられている気がして、ミリアリアはどきりと息を呑んだ。けれど、言葉はなくとも彼のそばにいることは、少しも怖くなかった。
ユージーンの眼差しには敵意も軽蔑もなく、ただ静かに寄り添うような温かさがあった。
「その様子だとイメージはできたようだな。魔力を流す練習相手は、魔力量のつり合いが取れないと危険を伴う。今後は俺と毎日、魔力の同調をすることで慣れてもらう」
両手を握られ、ユージーンが目をつぶる。慌ててミリアリアも瞼を閉じた。
彼の魔力に連動して、体内の魔力が引き出されるのがわかる。
やがて、二人の魔力がゆっくりと波紋を描くように重なっていく。未知なる体験の連続に、心臓が早鐘を打つ。



