リュックを置いて、戻ってきて、席に着いたら、スケッチブックと筆箱を取り出した。 さあ、推しでも描いて、現実逃避して、癒されよう。 リアルの恋愛は、あてにならないね。 大好きなラノくん。私のスキぴは、君だけでよかったらしいよ。 あっ、ちょっと目の位置を間違えた。 あの神々しいまでに綺麗な顔が、これでは台無しだ。(いや、もともと再現なんて多分不可能だが。) 消しゴムを取ろうとしたとき、机のぎりぎりにおいていたペンケースを落としてしまった。