二人でひとつの推理

次の日私は死んだ顔で部活に顔を出した。ちょっと算数の小テストが、、、ね
「おはよーう、、、」
「桜顔死んでるけどどうした?」
「算数の小テストが、、、3点だったから」
「、、、ドンマイ」
「あー!!そんな事どうでもいいの!!それよりまとめられたの?」
「当たり前だろ、ほらこれ」
パッと健人が差し出した膨大な量の紙の束を私は速読する。
「、、、」
「桜?なんかわかった?」
丹生が心配そうに私を見つめる。、、、、、、わかった。この事件泥棒とかでもなんでもなかったんだ。
「、、、わかったよ、事件の真相が。みんな神社行こう」
「あぁ」
「えっ?わっわかった」
私と丹生と健人は歩いて丹生の家、神社へ向かう
「あっ健人まひる兄さんに連絡して。もしかしたらまひる兄の助けが必要になるかもだから」
「妖関係?」
「んー、、、ないとは思うけど一応神社だからね」
「わかった。」
神社に着くと早速丹生は家族全員呼び出してくれた
「で?桜聞かせて!賽銭が消える理由を!」
「わかった、そんなに焦らない!犯人は丹生のおじいちゃん、あなたですよね?」
「っ!?待ってよ!なんでおじいちゃんが!?賽銭泥棒するわけ、、、」
「それだよ、丹生のおじいちゃんは賽銭を盗みたかったわけじゃないんだ。ついてきて」
私はみんなを神社の裏に案内した。
「健人、ここ掘って」
「肉体労働かよ、、、」
文句言いつつ掘ってくれた。土を掘り返し中から出てきたのは小さな缶だった。私は健人からそれを受け取り中を開けてみんなに見せた
「?あっ5円玉!!なんで!?」
「もうやめませんか?嘘をつかないでください」
丹生のおじいちゃんはグッと唇を噛み拳を握りしめた。
「このお金は丹生のためのお金なんですよね」
「、、、あぁ。ばあさんが続けてたのをワシが引き継いで続けておった。悪い事だとは思っていたがそれ以上にばあさんが残したこの手紙を見たら何も言えなくなってしまった。」
丹生のおじいちゃんが差し出した手紙には丹生への愛に溢れていた。そして最後に、、、
「「この5円玉で丹生が幸せな人生を送ってくれますように」、、、か」
「っ、、、おばあちゃん、、、!!!」
「すまんな、、、ずっと言えなかったのもすまない。ばあさんもこの件は秘密にしといて欲しいと言っていたから」
「丹生、、、みんな丹生の健康を願ってやった事。誰も悪くないんだよ」
「うん、、、そうだね、、、」
クルッと丹生はおじいちゃんの方を向く。
「、、、私のこと大切にしてくれてありがとう。おばあちゃんもありがとね、、、私今とっても幸せだよ!」