「その指輪···」
リリィが指輪へと視線を送ると
「ただの指輪だ」
と視線を外し呟くレオン。
そして
“もう休め”
とリリィを部屋へと促そうとするレオン。
その表情は
“これ以上聞くな”
といっているかのようだった。
「··はい。おやすみなさい」
リリィは軽くレオンに
挨拶をし、部屋へと戻った。
(調子狂うな··)
“はぁ”
と軽くため息をし
また1本煙草に火をつけようとすると
「吸いすぎは身体に毒だろ?」
と煙草をレオンから奪ったのは
カイン。
「お前··ほんとどこにでもいるな」
「まさかレオンがね。自分のことを他人に話すなんて。正直驚いた」
とレオンの隣に立ち
腕を組み
木に背中を預けるカイン。
「··なんだよ」
「別に?」



