Nocturne of Light~ノクターン オブ ライト~

指先が震える。
離した方がいいって、分かってるのに。


でも
離せない。

リリィは震える声で

「助けて···」
かすれた声が、こぼれる。


でも男は動かない。
掴まれた服を見て、
ゆっくりとリリィを見る。



「俺に助けなんか求めて」
低く、静かに言う。
「後悔してもしらねぇからな」

冷たい言葉。
なのに··



(こわいのに··)

うっすらとみえる
あたたかな金色。