Nocturne of Light~ノクターン オブ ライト~

レオンはリリィから離れ、
壁に腕を組み、背を預ける。

俯くリリィ。

「なぁ。今俺に、もう一度やってみろよ」
「えっ?」

するとレオンは片手をリリィへと差し出す。

リリィは少し躊躇いながらも
そっとレオンの手を包み込む
そっと目を閉じる。


その瞬間
あたたかな光··
花びらがふわっとレオンの手を包み込む。


同時にレオンの中に流れる
優しい光。


(これだ。あの時感じたのは··)


そっとリリィは手を離すと
少しだけ辛そうな表情になる。
それを見逃さないレオン。

「··どした?」

「··ほんの少しだけ。疲れが」
困ったような表情になるリリィ。

(代償··か)

当然だ、と理解するレオン。
それはレオンにもその代償があるから。



レオンは軽く息を吐き
「無理させたな。今日はもう休め」

軽くリリィの頭に触れ、

「あと。ここにいる以上。お前の身の安全は保証する」
そういい
レオンは部屋から出た。


(えっ··?どうして今··)

何故自分に謝ったのか理解できないリリィ。
今までそんなこと一度も無かったリリィは
驚きを隠せなかった。