Nocturne of Light~ノクターン オブ ライト~

(本当にいるとはな···)


レオンの中で、
確信に近いものが生まれる。
目の前の少女を見る。
華奢で、
今にも壊れそうなのに。


(こいつが··)
自分の“暴走しかけてた能力”を、
止めた。

ただ、軽く触れただけなのに。


一瞬なのに
闇で染まりそうだったレオンの中に
優しい光が差し込んだ。



「お前のその力。ちゃんと使った事あるのか?」
レオンの言葉に軽く頷くリリィ。


「ほんの昔に、一度だけ。それから··逃げる生活が始まって···」


悲しそうなリリィの表情。
その表情からレオンはなんとなく察した。

リリィはレオンのようなマフィアの組織から
喉から手が出るほど欲しいくらいの存在。

“利用できる価値がある”と。

「··なるほどな」