全力コンパス〜四神の恋は予測不能?!〜 ある日突然イケメン幼なじみの婚約者になっちゃいました!

1、2年の頃は仕事が重なっていつも欠席してたから体育祭なんて出たことがなかった。
でも今年は用事がないから出席せざるを得ないかった。
体育祭なんてつまんなそうだな。
しかもリレーって。こういうのはクラスのリーダーみたいな春輝みたいなのがやるやつだろ。
いや、でも絶対楽しい。
麗がいるんだから。

体育祭本番、借り物競走で引いたお題は『笑顔が素敵な人』だった。
だいぶ無難な質問で安心した。
もちろんこんなの当てはまるのは彼女しかいない。
向日葵みたいな笑顔。
麗を抱き抱えてゴールに向かいながら思った。
絶対この笑顔を守りたいと。

そのあと俺が抱き抱えたのが悪かったのか周りの女子が麗の陰口を言い出すようになった。
本当に気持ち悪い。
女は昔から嫌いだった。俺の顔と権力しか見てない。
麗のことを悪く言うやつは絶対に許さない。


麗の初任務が終わって仕事が忙しくなってしばらく学校に行けなくなった。
仕事が落ち着いて学校に行けるようになった頃には麗は少し変わっていた。
いつもならおはようと話しかけてくれるのに席に着いても話しかけてくれることはなかった。
授業中やたまにある特訓でも態度が前より素っ気なくなった。
何でだ?
なぜか距離を置かれてる気がする…

それから麗の態度は変わることはなく、妙に楓が話しかけてくるようになった。
楓に聞けば麗のことがなにか分かるかもしれない。
「あのさ、う、北神さん最近ちょっと様子がおかしいんだけど理由知らないか?」
「麗ちゃん?なんかね前に麗ちゃんと話したんだけど青葉のこと嫌いって言ってたよー」
嘘だろ…
俺、麗に嫌われたのか?

俺は麗のことがこんなに好きなのに…