あの日、君と見た桜色

よし、このまま風邪で寝込んだふりをしよう。
「桜!。いつまでも寝てないで起きなさい!。遅刻するわよ。」
お姉ちゃんはお母さんっぽいな。まぁ私は、両親が五年前に行方不明になっているとお姉ちゃんが言ったから、仕方ないのかも。
「お姉ちゃん、今日熱っぽいから休む。」
「また仮病でしょ。いじめられているのは心配だけど。でも、義務教育だから行くの。もし嫌なことがあったら先生にいうか、保健室に行きな。」
そんな風に言ってもらって頑張ろうと思えた。
お姉ちゃんが作ってくれたフレンチトーストを食べて二回行ってきますといった。一つ目はお姉ちゃんに、二つ目は写真のなかの両親に。
そして家を出た。