叶の双星は無敵です!〜唯一無二の最強バディ〜

二人は一年生の頃から性格が合わないのか衝突することが多く、二年生に上がってからこの半年間何度も喧嘩で停学処分になるほど問題を起こしている。

難しい年頃になってきたからっていうのもあるけど、感情的になると危ない能力の持ち主でもあるためうまくコントロールできなくてクラスを巻き込んでの喧嘩になるから、毎回仲裁に入ったり後片付けをしたりと大変だ。


「…わ。…わ!」


他にも色々な能力を持つ私のクラスメイトたち。

担任の真柴先生も“瞬間移動”の能力者で、私たちの気持ちを誰よりも理解してくれている。

百人に一人といっても、やっぱり能力者をよく思う人は少なく、普通科の生徒たちからも白い目で見られることが多い。

だけど正しい使い方をすれば能力とは便利なもので、差別や偏見の目で見てくる人もいれば尊敬してくれたり頼ったりしてくれる人だっている。


「い…っ」


考え事をしていたからか、ガラスの破片で指先を切ってしまい思わず声を上げる。


「ちょっと叶羽!大丈夫?」


思ったより深く切ってしまったようで人差し指から血が流れ出ていて、慌てたように柚音が駆け寄ってきた。

周りにいた子達も心配そうに声を掛けてくれる。


「叶真くんがずっと叶羽の名前呼んでたのに。聞こえなかった?」