はじめてをくれた君と、最後を選んだ君

 
「てかさ、うちら同じ高校じゃん!」


沙羅がポテトをつまみながら言う。


「え?」


思わず、その人の顔をちゃんと見た。


「じゃあ、また会うじゃん。よろしく〜」


軽く笑う。




 その、なんでもない笑い方が、


 うまく言えないけど、


 もう1回見たくなるような、そんな笑い方だった。


 たったそれだけなのに。






────ずっと、頭から離れなかった。













  "これが、私のはじめての恋だった"