はじめてをくれた君と、最後を選んだ君



最近、よく目が合う。廊下でも、階段でも。


なんとなく、視線を感じて…見たら、逸らされる。


「ねえ今の人」


「ん?」


「ずっと見てくるよね」


「え、のんのん気づいてなかったの?」


「あの人、3年のシオン先輩だよ」


「ふーん」


「サッカー部の部長、超有名じゃん」


「へー」


興味ない、はずなのに…


また目が合う。