「最近、彼氏来ないね」
「そうなんです、忙しくしてて」
バイト中、ちらっとスマホを確認するけど悠太郎くんからの返事は無い。
「それでずっとスマホ気にしてるんだ」
「……あ、ごめんなさい、バイト中に」
「別に大丈夫だよ、今日は店長もいないし」
ーー
今日も悠太郎くんからの返信は無かった。
……大丈夫。忙しいの、分かってるし。
もう寝よう。起きてると寂しくなる。
スマホが光る。
「全然返信できなくてごめん」
「無理してないよ」
「忙しいけど、楽しい」
「紬ちゃんもちゃんとごはん食べてる?」
悠太郎くんだあ……。
返信が来ただけなのに、ちょっと泣ける。
……すぐに返したら、負担になるかな。
少し迷うけど、……無理。すぐに返したい。
「練習おつかれさま」
「ごはん、ちゃんと食べてるよ」
「悠太郎くんもちゃんと食べてる?」
すぐに既読がつく。
「起きてたんだ」
「今、ちょっと電話してもいい?」
……電話。
「いいよ」って返す時間すら惜しくて電話を掛ける。
「もしもし、紬ちゃん」
悠太郎くんの声が耳元でして、一気に感情が溢れる。
「……悠太郎くん」
「待って、紬ちゃん泣いてる?」
「ごめん、俺が返信しなかったから」
「違うの。ごめん、声聞けて、嬉しくて」
「俺も嬉しい」
「ごめんね、返信できなくて」
「大丈夫。忙しいの、分かってるから」
「……練習終わったとこ?」
「うん、ちょっと前に終わって、ごはん食べて、じゃんけん勝って風呂一番乗りだったから、風呂急いで入ってLINEした」
「そっか、じゃんけん勝ったのおめでとう」
悠太郎くんの声。心地良い。
張り詰めていた気持ちがほどけていくのが分かって、
あ、私、結構無理してたんだ、って気付く。
悠太郎くんの韓国の話。
私の大学やバイト先での話。
話題は尽きなくて、あっという間に時間が過ぎていく。
「悠太郎、俺もう寝るけど」
碧くんの声がする。
「あ、ごめん、もう切らなきゃだよね」
「話しすぎちゃった」
「……紬ちゃん」
「ん?なに?」
「大好きだよ」
「……うん、私も大好き」
少し間があって
「ごめん、これからも返信できない日あると思うけど、ずっと紬ちゃんのこと、考えてるから」
「……大好きだから、それだけは、信じて」
……疑うわけないじゃん。
「大丈夫、分かってるよ」
「……じゃあ、早く寝て」
「おやすみ」
「うん、電話してくれてありがと」
「おやすみ」
電話が切れて、また無音の部屋が戻ってくる。
……でも大丈夫。私たち、繋がってる。
「そうなんです、忙しくしてて」
バイト中、ちらっとスマホを確認するけど悠太郎くんからの返事は無い。
「それでずっとスマホ気にしてるんだ」
「……あ、ごめんなさい、バイト中に」
「別に大丈夫だよ、今日は店長もいないし」
ーー
今日も悠太郎くんからの返信は無かった。
……大丈夫。忙しいの、分かってるし。
もう寝よう。起きてると寂しくなる。
スマホが光る。
「全然返信できなくてごめん」
「無理してないよ」
「忙しいけど、楽しい」
「紬ちゃんもちゃんとごはん食べてる?」
悠太郎くんだあ……。
返信が来ただけなのに、ちょっと泣ける。
……すぐに返したら、負担になるかな。
少し迷うけど、……無理。すぐに返したい。
「練習おつかれさま」
「ごはん、ちゃんと食べてるよ」
「悠太郎くんもちゃんと食べてる?」
すぐに既読がつく。
「起きてたんだ」
「今、ちょっと電話してもいい?」
……電話。
「いいよ」って返す時間すら惜しくて電話を掛ける。
「もしもし、紬ちゃん」
悠太郎くんの声が耳元でして、一気に感情が溢れる。
「……悠太郎くん」
「待って、紬ちゃん泣いてる?」
「ごめん、俺が返信しなかったから」
「違うの。ごめん、声聞けて、嬉しくて」
「俺も嬉しい」
「ごめんね、返信できなくて」
「大丈夫。忙しいの、分かってるから」
「……練習終わったとこ?」
「うん、ちょっと前に終わって、ごはん食べて、じゃんけん勝って風呂一番乗りだったから、風呂急いで入ってLINEした」
「そっか、じゃんけん勝ったのおめでとう」
悠太郎くんの声。心地良い。
張り詰めていた気持ちがほどけていくのが分かって、
あ、私、結構無理してたんだ、って気付く。
悠太郎くんの韓国の話。
私の大学やバイト先での話。
話題は尽きなくて、あっという間に時間が過ぎていく。
「悠太郎、俺もう寝るけど」
碧くんの声がする。
「あ、ごめん、もう切らなきゃだよね」
「話しすぎちゃった」
「……紬ちゃん」
「ん?なに?」
「大好きだよ」
「……うん、私も大好き」
少し間があって
「ごめん、これからも返信できない日あると思うけど、ずっと紬ちゃんのこと、考えてるから」
「……大好きだから、それだけは、信じて」
……疑うわけないじゃん。
「大丈夫、分かってるよ」
「……じゃあ、早く寝て」
「おやすみ」
「うん、電話してくれてありがと」
「おやすみ」
電話が切れて、また無音の部屋が戻ってくる。
……でも大丈夫。私たち、繋がってる。



