好きになった人は、みんなのアイドルで 2

「韓国、いつ行くの?」
「とりあえず来週から1週間。その後は、行ったり来たりかな。日本帰る時は絶対連絡するから」
「……韓国からも、たまに連絡して」
「当たり前じゃん。するよ。練習忙しくて、あんまり出来なかったらごめんだけど」
「たまにでいい。邪魔したくないから」
「……俺が連絡したいの」

悠太郎くんの膝の間に座って話す。

「韓国って寒い?」
「寒いよ。紬ちゃんの編んでくれたセーター持ってく」
「ちょうど良かったね。いっぱい着て」
「うん、いっぱい着る」

……離れたくなかった。
もっと、ずっと、一緒にいたかった。

でも、デビューしたらもっと会えないんだ。
……私も強くならなくちゃ。
悠太郎くんが、安心して韓国で頑張って来れるように。

背中から伝わる悠太郎くんの温もりを感じながら、小さく息を吸い込んだ。