ーー悠太郎サイド
ご飯を食べて、紬ちゃんが片付けてくれてる間に部屋を眺める。
(……女の子の部屋って、こんな感じなんだ)
(ねえ、全部かわいい。センス良い。)
(もしかして、これ、手編みなのかな)
紬ちゃんがお茶を持ってきてくれる。
俺は棚を指さして、思わず聞く。
「ねえ、これかわいい。編んだの?」
「うん、編んだ」
「じゃあ、これも?……もしかしてこれも?」
「うん、それも編んだ」
「……天才」
「褒めすぎだよ、よく見たら荒だらけだよ」
紬ちゃんは恥ずかしがるけど、俺には売り物にしか見えない。
「あ、そうだ、あげる」
小さな手編みのひよこを渡される。
「……ひよこ?」
「うん、悠太郎くん、ひよこプリンスなんでしょ?」
「……まじで、俺のこと調べるのやめて」
恥ずかしい気持ちと、俺のことを調べてくれていることの嬉しさがせめぎ合う。
それにしてもかわいい。というか、上手すぎる。
「ありがと」
「うん、今度はセーターとか編むね」
「まじ?編めるの?」
……俺の彼女、料理も上手くて編み物も上手くて、可愛くて優しくて、まじで何者なの?
「編めるよ、時間かかるから今すぐは無理だけど」
「え、やばい、楽しみ」
「だから、どんな色が好きとか教えて?」
……待って無理。かわいい。何その質問。
「……紬ちゃんが編んでくれたらどんなのでも着る」
まじで着る。なんでも着る。一生大事にする。
「じゃあ、真ん中にひよこ編みこもうかな」
「ごめん、それは嫌かも」
なんでひよこなんだよ。でも、それでも多分俺、毎日着る。
「うそうそ、どんなのがいい?んー、悠太郎くんなんでも似合いそうだもんなー」
「男の子のセーターとか編んだことない、お父さんで練習しとけば良かった」
って笑う紬ちゃんが、本当に愛おしくてたまらなかった。
ご飯を食べて、紬ちゃんが片付けてくれてる間に部屋を眺める。
(……女の子の部屋って、こんな感じなんだ)
(ねえ、全部かわいい。センス良い。)
(もしかして、これ、手編みなのかな)
紬ちゃんがお茶を持ってきてくれる。
俺は棚を指さして、思わず聞く。
「ねえ、これかわいい。編んだの?」
「うん、編んだ」
「じゃあ、これも?……もしかしてこれも?」
「うん、それも編んだ」
「……天才」
「褒めすぎだよ、よく見たら荒だらけだよ」
紬ちゃんは恥ずかしがるけど、俺には売り物にしか見えない。
「あ、そうだ、あげる」
小さな手編みのひよこを渡される。
「……ひよこ?」
「うん、悠太郎くん、ひよこプリンスなんでしょ?」
「……まじで、俺のこと調べるのやめて」
恥ずかしい気持ちと、俺のことを調べてくれていることの嬉しさがせめぎ合う。
それにしてもかわいい。というか、上手すぎる。
「ありがと」
「うん、今度はセーターとか編むね」
「まじ?編めるの?」
……俺の彼女、料理も上手くて編み物も上手くて、可愛くて優しくて、まじで何者なの?
「編めるよ、時間かかるから今すぐは無理だけど」
「え、やばい、楽しみ」
「だから、どんな色が好きとか教えて?」
……待って無理。かわいい。何その質問。
「……紬ちゃんが編んでくれたらどんなのでも着る」
まじで着る。なんでも着る。一生大事にする。
「じゃあ、真ん中にひよこ編みこもうかな」
「ごめん、それは嫌かも」
なんでひよこなんだよ。でも、それでも多分俺、毎日着る。
「うそうそ、どんなのがいい?んー、悠太郎くんなんでも似合いそうだもんなー」
「男の子のセーターとか編んだことない、お父さんで練習しとけば良かった」
って笑う紬ちゃんが、本当に愛おしくてたまらなかった。



