好きになった人は、みんなのアイドルで 2

この量のお土産、ほんとに悠太郎くん貰ってくれるかな。
紙袋を見ながら不安になる。

「今、新幹線。帰ってるとこ」
「悠太郎くんにってお土産持たされたんだけど、すごい量なの。笑」
「明日、悠太郎くん家の最寄り駅まで持ってっていい?」
悠太郎くんにLINEする。

「俺はさっき家に着いたとこ」
「俺も紬ちゃんにってめちゃくちゃお土産持たされた。一緒なのウケる」
「紬ちゃん持ってくるの大変でしょ。俺が紬ちゃんの最寄りまで行くよ」

少し間が空いて、
「嫌じゃなかったら、家まで持ってくけど」
と来る。

……悠太郎くんが、家に来る。
え、家?嘘、片付いてたっけ。

「じゃあ、お昼、うちで食べる?」
「じゃじゃ麺って、食べたことある?」

「多分、無い。じゃじゃ麺分かんない。」
「てか、家上がっていいの?」

え、え、そういう意味じゃなかった!?
ほんとに届けに来るだけってこと?
もうやだ、早とちりした。恥ずかしい。

「行っていいなら、行きたい」
追加で悠太郎くんからLINEが来ていた。

「いいよ」

……少し迷って
「待ってる」と付け足した。