「今年1年お世話になりました」
「悠太郎くんに出会えて最高の1年でした」
「……俺も、紬ちゃんに出会えて良かった」
バイバイと手を振って別れる。
次に会えるのは年が明けてから。
寂しいな、と思いながら、見えなくなるまで背中を見送った。
ーー
「お父さん、迎えありがと」
「荷物多いと思ったから」
駅までお父さんが迎えに来てくれた。
……地元の空気はやっぱり落ち着く。
(悠太郎くんにも、いつか来てほしいな)
「ただいまー」
「おかえり、紬。うん、元気そうね」
「元気だよ、ありがとお母さん」
ーー
お母さんが夜ご飯の支度を始める。
「ねえ、手伝ってもいい?」
「なにー、休んでればいいのに」
「いや、お母さんの味、覚えたいなと思って」
「あ、分かった、胃袋掴みたい男ができたんだ」
「ち、ちが……!」
顔が赤くなるのが分かる。
お母さんには全部バレてるんだ。
今度、悠太郎くんに手料理食べさせたいなって思ってた。
「どんな子なの?」
彼氏がいる前提で聞いてくる。
「や、彼氏、いるとか言ってないじゃん」
「まだ付き合ってないの?」
「……付き合い始めたばっかり」
お母さんには全部見透かされてる気がして正直に喋ってしまう。
「で、どんな子なの?顔はかっこいい?優しい?同じ大学の子?年は?」
「待って待って質問多すぎ。……顔はかっこいいよ。とっても優しい。同じ大学で同い年。」
「……紬、その子のこと好き?」
「うん、大好き。大好きだし、尊敬もしてる。」
「紬がそう言うならいい子だ。お母さんも安心。」
まだまだ先のことになると思うけど、お母さんにも会ってほしい。
悠太郎くんね、とっても素敵な人なんだよ。
……言おうか迷ったけど、
彼氏はアイドル目指してる人って言ったら
不安になるかもと思って、まだ言えなかった。
「悠太郎くんに出会えて最高の1年でした」
「……俺も、紬ちゃんに出会えて良かった」
バイバイと手を振って別れる。
次に会えるのは年が明けてから。
寂しいな、と思いながら、見えなくなるまで背中を見送った。
ーー
「お父さん、迎えありがと」
「荷物多いと思ったから」
駅までお父さんが迎えに来てくれた。
……地元の空気はやっぱり落ち着く。
(悠太郎くんにも、いつか来てほしいな)
「ただいまー」
「おかえり、紬。うん、元気そうね」
「元気だよ、ありがとお母さん」
ーー
お母さんが夜ご飯の支度を始める。
「ねえ、手伝ってもいい?」
「なにー、休んでればいいのに」
「いや、お母さんの味、覚えたいなと思って」
「あ、分かった、胃袋掴みたい男ができたんだ」
「ち、ちが……!」
顔が赤くなるのが分かる。
お母さんには全部バレてるんだ。
今度、悠太郎くんに手料理食べさせたいなって思ってた。
「どんな子なの?」
彼氏がいる前提で聞いてくる。
「や、彼氏、いるとか言ってないじゃん」
「まだ付き合ってないの?」
「……付き合い始めたばっかり」
お母さんには全部見透かされてる気がして正直に喋ってしまう。
「で、どんな子なの?顔はかっこいい?優しい?同じ大学の子?年は?」
「待って待って質問多すぎ。……顔はかっこいいよ。とっても優しい。同じ大学で同い年。」
「……紬、その子のこと好き?」
「うん、大好き。大好きだし、尊敬もしてる。」
「紬がそう言うならいい子だ。お母さんも安心。」
まだまだ先のことになると思うけど、お母さんにも会ってほしい。
悠太郎くんね、とっても素敵な人なんだよ。
……言おうか迷ったけど、
彼氏はアイドル目指してる人って言ったら
不安になるかもと思って、まだ言えなかった。



