全部奪われた私を拾ったのは極道でした



カーテンの隙間から、光が差し込む

柚葉「……ん」

ゆっくり目を開ける

見慣れた天井

少しだけ、落ち着く匂い

柚葉「……」

隣を見る

要「……」

静かに眠っている

柚葉「……」

少しだけ、見つめる

柚葉(ほんとに、一緒にいるんだ)

少し前までは、考えられなかった日常

柚葉「……」

そっと起き上がろうとする

要「どこに行く」

柚葉「……っ」

柚葉「ご、ごめんなさい、起こしましたか」

要「起きてた」