全部奪われた私を拾ったのは極道でした

悠真「……あなたは」

柚葉「……」

悠真「想定外です」

柚葉「……え?」

悠真「理屈では説明がつかない。
   ですが、……結果を出している」

柚葉「……」

悠真「それは、評価に値します」

柚葉「……っ」

少しだけ、目を見開く

悠真「つまり」

柚葉「……」

悠真「ここにいることを、否定はしません」

柚葉「ありがとうございます」

小さく、でも確かに笑う

悠真「……」

その表情を見て、ほんの一瞬だけ目を細める

悠真(……なるほど、要さんが置く理由も)

完全ではないが、理解する

悠真「無理はしないでください」

柚葉「はい」